「家庭・子育て・自立」学習会のご案内です。
親子関係や、子どもを取り巻く様々な問題に関して話し合い、学び合う会です。
来月、下記の通り、1年半ぶりに学習会を行います。
新型コロナ感染症の先行きが不透明なため、初のオンラインでの開催です。
テキストは、河合 隼雄 著『子どもと学校』(岩波新書)です。
教育に関する評論文です。
著者の河合 隼雄(1928~2007年)は、心理学者、および教育学博士であり、京都大学名誉教授や文化庁長官を務めました。
学者らしからぬ柔軟さで、鋭く本質を突く大物です。
子どもの生活や学習に「問題」があるとき、その「問題」をどうとらえ、どう対応するべきなのか、思春期とは何か、「父親」はどうあるべきなのかなど、大事な論点が盛りだくさんです。
学習会では、主に下記の箇所を読みます。
時間の許す範囲で読んでみてください。
ただし、学習会当日、大事な箇所は確認しながら進めます。
Ⅰ章 「教育の価値を見直す」 p1~30
Ⅲ章 4節「不登校の「処方箋」」 p132~154
Ⅳ章 2節「性の理解と教育」 p200~230
※Ⅱ章も本来大切な論点ですが、河合の「個性」が何を意味するのか、その考えが曖昧で不十分だと思います。
時間が許せば目を通してみてください。
記
- 日時 :8月30日(日曜)14:00~17:00
- 形態 :Zoomによるオンライン開催
- 参加費 :1,000円(鶏鳴学園生徒の保護者の方は無料です)
- テキスト:河合 隼雄 著『子どもと学校』(岩波新書 212)
参加をご希望の方は、下記、お問い合わせフォームにて、開催日の一週間前までにお申し込みください。
お待ちしています。
https://keimei-kokugo.sakura.ne.jp/katei-contact/postmail.html
鶏鳴学園講師 田中由美子
〒113-0034 東京都文京区湯島1-3-6 Uビル7F
鶏鳴学園 家庭論学習会事務局
学習会は初参加でしたが、「個性とは何か」という事を考えるにあたり、河合隼雄が示した事例に対しても、きちんと点検して疑問を持つという着眼は勉強になりました。
息子が思春期を迎え、親の生き方や考え方が問われている事も含めて、親子の関係が新たなステージに入ったことをあらためて実感する良い機会となりました。
感想をありがとうございます。
思春期前と、その後を分けて考える意識は、ほんとうに大切だと思います。
また、「個性とは何か」は、今後の学習会の中でも考えていきたいと思いました。
ぜひまたご参加ください。